楽譜が読めるまで待つ
おはようございます。こんにちは、こんばんは。
「かすみのフルートレッスン」です。
”フルート演奏に役にたつかもしれない”お話です。
私が「初級レベルから抜け出せた」と感じた事や、
フルートの生徒さんによい影響があった方法をお送りしています。
実践される場合は御体に無理の無い様に自己責任でお願い致します。
本日のタイトル
楽譜が読めるまで待つ
ゆっくり練習との出会いです。
学生の頃の練習方法は、吹けそうなギリギリ早い速度で、間違える戻るを繰り返し、試験までにはかろうじて間違えないで吹けるようになる。というような感じでした。
下手だなぁと感じながらも練習といえばこれだ、と思っていました。
30才を超えてから出会ったフルートの先生からゆっくり吹くことを提案されました。
その方は有名音大のフルートの先生です。
先生の他の優秀な生徒さんと比べて、私は楽譜の指示の速度では吹けないと思われているのかしら、だからゆっくり吹くように指定されたのかと思いました。
しかし、先生の指示通りゆっくり吹いてみると「楽譜が読める」の新しい感覚が芽生えました。
それは演奏しながら「楽譜が読めるまで待っている」という感覚でした。
「待っている」と言ってもゆっくり吹いているので速度は遅れたり、止まっているわけではありません。
ゆっくり練習のおかげで楽譜の見方が変わると、曲の流れも理解できるようになりました。抑揚とか曲想も湧き上がり、表現できるようになったと感じました。
私には持ち合わせていないと思っていた音楽性が現れたようでした。
先生が提案してくれた意味を理解できました。
なので今、フルートの生徒さんにも「ゆっくり練習」することでその先にある音楽の表現を体験してもらいたい思っています。
すごくうまい人もゆっくり練習をするのです。と一生懸命説得しながら、今日もゆっくり練習をご提案させていただくのでした。
それではまた、
次回も読んでくださると嬉しいです。