かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

やり過ぎを見極める

おはようございます。こんにちは、こんばんは。
「かすみのフルートレッスン」です。
”フルート演奏に役にたつかもしれない”お話です。

私が「初級レベルから抜け出せた」と感じた事や、
フルートの生徒さんによい影響があった方法をお送りしています。

実践される場合は御体に無理の無い様に自己責任でお願い致します。

本日のタイトル
やり過ぎを見極める

フルートの先生からの提案を生徒さんが実行するときに気をつけたい事があります。
それはやり過ぎないことです。という例を3つだしてみます。

その1
節が目立ちメロディーがなめらかでない。というお悩みの場合、
フルートの先生から「数える事が大切」と指摘された記憶がありませんか?
数えることができていたら、それ以上にならない工夫が必要です。
必要な分の「数える」を維持してなめらかに吹くテクニックを身につける必要があります。

その2
右手が疲れる、というお悩みの場合、
「フルートが下がっていますよ上げましょう」と指摘された事がありませんか?
その提案を守っているつもりでも右肘や右肩を上げてもフルートは上がりません。腕全体の動きを見直す必要があります。鏡で見ると分かります。

その3
間違えないで吹けているはずなのに演奏がはっきりしてない。
「指の力を抜きましょう」と言われた事がありませんか?
きっと、そのときは特定の箇所で指の力を抜く必要があったのでしょう。
しかし、いつでも指の力を抜いたまま吹いていると音と音の間に雑音がでてしまう事があります。

先生からの提案は地図の中の一つの指示の様な物です。
目的地に行くためには直進、右折、左折の複数の指示があります。
なのに、一つの指示だけに執着していると目的地にはつけません。右折だけを守っているようなものです。
今どこにいてどの指示が必要なのか、判断が必要です。

一つ提案をクリアしたらまた、見えてくる課題があります。
なのでフルートの先生から何度も同じ事を言われても、「また言われちゃった、私ってだめだな」と思う必要はないのです。「まだこれ意識していていいんだな」と思えるといいと思います。

課題をこなしていくことで生徒さん自身でもご自分の課題に気づけるようになります。

それではまた、
次回も読んでくださると嬉しいです。