かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

タイルの様に数える

川越市かすみ野のフルート教室

「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。

  

♪フルートベテラン初級者さんの

初級脱出作戦♪として始めたブログです。

私には長い初級レベル時代がありました。

レベルアップを感じた時の事、

フルートの練習で気づいた事、

演奏会での事、昔話、などで

お役に立てないかなと思っています。

 

お気楽に読んで頂けると嬉しいです。

 

「数えていると思う」という感覚で

フルートを吹いていると拍が甘くなり、

不慣れな印象を与えてしまいます。

 

なんとなく数えるというところから

抜け出すとはどんな事かなと考えてみたのです。

 

レッスンでたまにお話するのが、

「タイルの様に数えましょう」です。

 

数える事をタイルの絵に例えてみました。

 

2センチ四方のタイルが張りめぐらされた

縦横1メールの大きな壁があるとします。

 

この縦横1メートルの大きな壁に

きれいな絵が描かれているとします。

 

数えながらフルートを吹くということは、

この大きなタイルの絵を作成するために

毎回タイルを2センチ四方に切って

その中に絵を描いて壁に貼ってゆく

という作業に似ていると思います。

 

タイル職人さんはそんな事はしないと思いますが・・・。

 

フルートを吹くために拍を数えるのは、

タイルを毎回2センチ四方に切ることと似ています。

リズムや音程をつけるのはその2センチ四方のタイルの中に絵を描くことと似ています。

 

2センチ四方のサイズが正確でないと

壁に隙間があいたり、間延びしたり、

全体としては美しい絵になりません。

 

正確すぎるとフルートの演奏が

機械の演奏のようになってしまうのでは?

と心配をされる方もいらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫なのです。

正確に数えると自然な揺らぎが現れます。

この自然な心地よい揺らぎこそ個性的な演奏だと思います。

 

注意点もあります。

一生懸命数えたばかりに節が目立った

演奏になってしまう場合は、

ご自分のフルートの演奏を聴いて

流れるように演奏できるように心がけます。

 

是非是非、タイルのイメージをしてみてくださいませ。

ではまた。