左手の親指
川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
♪フルートベテラン初級者さんの
初級脱出作戦♪として始めたブログです。
私が初級から抜け出せたと思った時の事、
個人練習で気づいた事、
演奏会やフルートについての昔話をする事で、
お役に立てたら嬉しいなと思っています。
お気楽に読んで頂けると嬉しいです。
左手の親指についてご提案です。
フルートを吹き終わって、左手の親指に凹んだ跡がつきませんでしょうか。
それは左手の親指で押す力が強いようです。
左手の親指で押す力はフルートを手前から前側に押す力にもなります。
これが強すぎるとフルートが顎から離れやすくなり、音色がぼやけた感じになりがちです。
さらに、[左手の人差し指の付け根]からの力はフルートを顎に押します。
左手だけで、押す力がこちらと向こうで戦いになってしまいます。
フルートを構えて左手の親指を観察してみると、ほんの1センチ未満の押す力でキーは閉じます。
この小さな力を利用しましょう。
ココで気をつけたいのが少なく押さえることを、押さえない!と解釈しないことです。
押さえないと考えてしまうと体からの反発が起こりやすくなります。
○少なく押える
×たくさん押さえない
初めは難しいです。
たまに[左手の親指は少なく押える]を使って4小節くらいの短いフレーズを吹いてみます。
気に入って来たら演奏に取り入れるのがおすすめです。
左手の親指が関係する運指がなめらかになると思います。
是非是非お試しくださいませ。
ただ、今回のような動きについての提案には無理な力が加わりやすいです。
くれぐれも無理は禁物です。
下記の注意事項も実行なさってください。
【★重要なこと★】
動きの提案では力を入れたり完璧を求めたりするのは★危険★です。
新しい動きを求めても、
今まで通り動こうとする反応が起こります。
反応の戦いはフルート奏者の体を痛めてしまう★危険★があります。
ちょこっとお試し。
いつも通り楽しく演奏。
体が変化を受け入れるまで待ちましょう。
意識することで体が受け入れて、演奏は改善します。
ではまた。