かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

緊張ばんざい!

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about 

 

 

 【ベテラン初級者様】が

フルートをしていて幸せを感じるとき、

それはやっぱり

本番で成功したときではないでしょうか。

 

また、お悩みがあるとすれば、

本番で

「緊張さえしなければ」

という気持ちでないでしょうか。

 

三ヶ月~半年の間、

この一瞬の為に努力してきた。

悔いを残さず演奏するために

「緊張さえしなければ」

と思う事は多いと思います。

 

ここで、

二つの解決作戦があると想定してみました。

【解決その1】緊張するのは当たり前。 

【解決その2】緊張する暇が無かった

 

 

【解決その2】緊張する暇が無かった。

こっちがいいなと思われるかもしれません。

 【ベテラン初級者様】も、

音楽に入り込んでいて

 緊張する暇がなかった、

  という幸せな経験があるかと思います。

(この状況を作るトレーニングは別記事にします。)

しかしこれは、

 一瞬で[緊張]の場面

 引き戻されてしまう場合があります。

その瞬間に

 【解決その1】緊張するのは当たり前。

  の計画に移行しないといけません。

 

良くありますよね。

 最初は緊張しなかったのに、

 「○さんの顔みたら緊張しちゃった。」とか。

 「難所が吹けたーと思ったら、緊張しちゃった。」とか。

 「あと1ページだと思ったら緊張しちゃった。」とか。

 

 

 【解決その1】緊張するのは当たり前。

についてお話させてください。

事前に4つの事を考えると決めちゃうのです。

これは練習中から意識して行います。

本番だけのテクニックではありません。

本番で思い出せるように、

楽譜にマークすることもおすすめです。

 

4つあります。

・「どきっ」を「興奮」に変える

・「目」

・「頭」

・「歌」

 

 

1つめ

「どきっ」を「興奮」に変える 

言葉は考え方に影響しますので、

適した言葉を使います。

本番前にマイナスな感情が頭をよぎったり

言葉として発してしまいそうですか?

マイナスな言葉例

「こわい」

「間違えちゃうよ」

「あーやだ」

「早く終わってほしい」

 

早く終わって

打ち上げで騒ぎたい

気持ちもよくわかります。

 

このようにマイナスな

 言葉がよぎったり、

 口からでちゃったり

  しちゃうなと思ったら、

言い換えて声にだします。

   小さい声で大丈夫です。

 

例えばこんな感じです。

「こわい」

   →「わたしは吹きたいのだゎょ!」

「間違えちゃうよ」

   →「わたしこの曲大好き」

「あーやだ」

  →「わたし、わくわくしてるわ♪」

「早く終わってほしい」

  →「はじまるわ。始まったら終わるわ。」

   ↑これは?なんか違うかな?どうかな?

 

これを演奏中も続けたいのですが、

この言葉の時にはこの言葉、

 と思い出すのは、難しいので、

[興奮]をインプットしておきます。

 

「こわい」

 →「わたしは吹きたいのだゎょ!」

    という[興奮]

「間違えちゃうよ」

 →「わたしこの曲大好き」

   という[興奮]

「あーやだ」

 →「わたし、わくわくしてるわ♪」

   という[興奮]

「早く終わってほしい」

 →「はじまるわ。始まったら終わるわ。」

   という[興奮]

 

実際には、本番で演奏するときは、

「こわいなぁー。まちがえたらやだなー」

なんてのんびりした感情ではなく、

「どきっ。ひやっ」という感情をマイナスと

とらえていると思います。

 

そのため、練習中から

本番で「どきっ。ひやっ」と

 するところを想像して

さらに、

その瞬間に [興奮]

  変換するところを想像します。

 

演奏が始まったら

「どきっ。ひやっ」が起きたり

マイナスの言葉が

  浮かんだりしたら

頭の中で[興奮]に変換します。

 

ゲームで

敵からの襲撃を交わした時の

「あっぶなーい。やったぜ」みたいな?

 

次は

演奏の3つの事です。

 

2つめ「頭」

緊張が良くない効果を出しているとき、

「怖い」の動作と似ています。

「あぶなーい」と言われた時に

首を亀さんのようにすくめる動作です。

演奏中は危なくありません。安全です。

頭を自由にすることは体を自由にします。

 

3つめ「目」

本番では「目」はいつもよりも

 高い能力を発揮して

   私たちを助けようとします。

しかし、

 高い能力を受け取ることが

  できないと混乱してしまいます。

 

このことは、以前に別の記事にしました。

緊張時の能力増幅<譜読み>

https://kasuminoflute.hatenablog.com/entry/2020/03/16/060000

も見て頂けると嬉しいです。

 

楽譜は必ず「先」を見ます。

それだけです。「先」へ「先」へ。

私たちはなぜか吹いた音も見てしまうのです。

意識して「先」へ「先」へ。

 

4つめ「歌」

うたいあげます。

 オペラ歌手のように、

   ミュージカルの歌手のように、

[緊張]は実は私たちを

  良い演奏へ導きたいのです。

[緊張]のおかげで

  いつもより肺の機能も増しています。

 たくさん吸って

   たくさん盛り上げて

 歌い上げます。

 

いつもより大きくてもいいです。

いつもより強くてもいいです。

いつもより長くてもいいです。

 

普段の練習するときに

毎回

本番ではこの4つを使う

・「どきっ」を「興奮」に変える

・「目」

・「頭」

・「歌」

と意識しながら練習します。

 

私たちは、

[緊張]によって演奏に強いエネルギーを与えられます。

[緊張]は私たちの味方です。

 

こんな風に思うのはどうでしょうか。

サプライズゲストが登場するけど

ゲストがどんなことをするかは

教えてもらってない。

でも必ず観客を喜ばせる事だけは

わかっている。

 

是非是非お試しくださいませ。

 

ではまた。