かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

お子ちゃま読み

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about 

 

 【ベテラン初級者様】が

一番苦労されるのは、

譜読み

ではないかと思っております。 

音さえわかってしまえば、

結構指はまわるのですよね。

 

譜読みについては

以前に

1音づつじっくり見る事で正しく演奏ができる。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/entry/2020/02/23/122337

という記事を上げているのですが、

 

今回は、

ちょっと違う視点にして

お子ちゃま読みをご提案させてください。

 

【ベテラン初級者様】は

お子ちゃまが

本を読むところを想像できますか?

 

例えばこのような物語の文があったとき、

「お婆さんは

 シンデレラにいいました。

12時を過ぎたら

魔法はとけてしまうよ。」

 

ひらがなを読み始めた

ちいさいお子ちゃまは

「お・ば・あ・さ・ん・は・し・ん・で・れ・ら・に・い・い・ま・し・た。う・に・じ・を・す・ぎ・た・ら・ま・ほ・う・は・と・け・て・し・ま・う・よ。」

この様な読み方をすると思います。

 

それにくらべて大人は

「おばーさnは/しnでれらに

 いーました。

じゅーにじを/すぎたら/

まほーは/とけて/しまうよ。」

 

このように/で区切ったように

文節を判断して

小さい塊を意識して読むと思います。

また、大切な発音とそうでない発音を分けていると思います。

 

たとえばお子ちゃまの読み方に比べると

“ん“はさらりとnと発音

“う”もさらりとのばす音として発音

 子音は全体的に小さく発音していると思います。

伝わりやすくて、洗練されています。

 

しかしながら

大人が読む場合は、

魔法使いは/しnでれらに/いーました。

じゅーにじを/過ぎると

まほーは/きえて/しまうからね。」

 

このように頭の中で

言いやすい言葉に変換して

読んでしまうこともあります。

物語のお大筋を壊すことはありませんが、

お子ちゃまからは

「まちがってるー」と

言われてしまうでしょう。

 

演奏しているときにも似ていることが起きます。

“レミファラ” とかいてあるのに 

なぜか

“レミファソ” と間違えてしまうという経験があると思います。

 

音楽の経験が長ければ長いほど、

音のパターンを予測できてしまいます。

この予測機能もある程度譜読みには大切ですが、

これが悪く作動すると

吹きやすい音に間違えてしまうのですね。

正確に演奏するときには少し抑えないといけないです。

 

今日ここでご提案したいのは、

楽譜を読むときに

あえて、

お子ちゃま読み

をしてみようということです。

 

楽譜通りに読む。と決めたら、

まず、お子ちゃま読みをする。

 

しかし、

お子ちゃま読みだけをしていては 

初心者の演奏になってしまいますので、

お子ちゃま読み3割、

大人読み7割で

正確で感情豊かな

いいとこどりの演奏を

 していただけるといいのかなと思います。

 

是非是非お試しくださいませ。