かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

アルルの女を吹きましょう

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about

 

 

 

 

 【ベテラン初級者様】に

お伺いします。

 

アルルの女」は

レパートリーになりましたか?

 

アルルの女」を

吹きたくて、

フルートを始めた方は

多いと思います。

 

「いつかは “アルルの女” が吹きたいのよ」

とおっしゃる方、

楽譜はもっているけどまだ吹いてない方、

他にも、

昔、発表会で”アルルの女”演奏しましたよ。

 大変でした、もう吹けないですけどね、

という方も多いです。

  

どちらの方も難しいという印象があるようです。

 

皆様の大好きな

アルルの女」ポイントを押さえて

レパートリーにしちゃいましょう!

 

ポイントは、

【1】16分音符でテンポを決める

【2】スラーのタンギングをはっきり。

【3】4分音符は「母音」を歌う

【4】楽器を支える音の指を決める。

【5】16分音符はお経読みをする。

 

 

ポイント5つもありますが、

グループ分けをすると

【1】【3】【5】はゆっくり吹いて。

【2】はタンギングして

【4】は楽器ささえて

の3つがポイントです。

 

【1】【3】【5】はゆっくり吹いて。

から説明します。

出だしのテンポは、

ピアノの伴奏者さんがいれば

テンポを任せることができると

思うかもしれませんが

そうとは限りません。

 

フルートが始まって

最初の4分音符の

 次の付点8分音符を

  ちょっと早くふいちゃったら、

ピアニストはそのテンポに

 合わせてその先の刻みもちょっと早く

してくれちゃいます。

 

フルート奏者が

 テンポを決めることが大切です。

 

 

【1】16分音符でテンポを決める

 

出だし

のイメージを思って

テンポを決めてしまいがちですが、

 

おすすめなのは、

 曲の中にでてくる

 16分音符を

 頭の中で歌ってから

  テンポを決めるです。

 

例えばフルートが始まって12小節目の

「シファシレ」なんて 

  なかなか 

一筋縄ではいかないポイント

  じゃないですか。

 

この 「シファシレ」 を

 安心して吹いているところを

 想像してテンポを決めます。

 

皆様の楽譜には

♩=72 とあるかもしれませんが、

遅く設定するのがおすすめです。

♩=60 というと

「そんなに遅く!!!」と思われちゃうのですが、本当は、

♩=50 がおすすめです。

 

 

【2】スラーのタンギングをはっきり。

 

難しいと感じてしまう原因に

 息が続かないからという方が多いです。

スラーの頭のタンギング

 見直すと息がたりちゃったりします。

 

中音の””は微妙ですよね。

1オクターブ下の

 なってしまえば失敗ということになる。

その恐怖心は

すごーくたくさん

 息を使ってしまいます。

 

そのため練習では、

あらかじめ、

少量の息で中音の””を

 目指して吹いてみて、

  低くなったら

そこから上げていく

  という練習がおすすめですが、

これはもう少し詳しく別の記事にしますね。

 

ひとまず・・・

 

スラーの

 はじめはタンギングする。

タンギングすれば

 音がでやすいので

 息を今までより緩めに出す。 

 

 

【3】4分音符は「母音」を歌う

 

テンポが速くなる原因に

4分音符が短くなるということが起きます。

 

なので

4分音符がでてきたら、

例えば ”” だったら

「ソおぉー」

というように おぉー と母音を感じます。

頭の中で歌います。

さらに 

この母音にビブラートがかけられるといいですね。

これでテンポが速くならないと思います。

 

 

【4】楽器を支える音の指を決める。

 

ここが一番のポイントかもしれません。

16分音符が多くなると

 まるで坂道で足が

 もつれるように

  止まってしまう方が多いです。

 

例えば、

出だしの10小説目にでてくる

「シソシソミシミシソー」

12小説目にでてくる

「ファレファレ」

確かに忙しいです。

 

フルートは3点支持でもって!といいますが、

実際には、

”の音を吹く時は

左手の中指、薬指も楽器を支えています。

指は自動的に持ってあげようと働きます。

しかし、

持つ!という働きが楽器をロックして固めてしまったら

忙しい仕事の妨げになってしまいます。

 

なので

10小説目の

①シ→②ソ③シ④ソ 

⑤ミ⑥シ⑦ミ⑧シ⑨ソー」

 の場合、

 

①シ→②ソに移ったときの

楽器の支えを

[シ]の指使いのままにすることがおすすめです。

⑤ミ→⑥シ→⑤ミ→⑥シの時もやぱり

[シ]の支えを維持します。

 

12小説目にでてくる

 「①ファ→②レ③ファ④レ」

のときは[ファ]の支えを維持します。

 

むずかいしかもですね。

しかしながら、

 【ベテラン初級者様】なら

なんとなくわかるー。

と思っていただけるのではないでしょうか。

 

 

【5】16分音符はお経読みをする。 

フルートを吹いていると

目は音符をみて、

 指は

音符の指示通りの

 指使いをしているので

何の音かわかっているはずなのに、

 

何の音ですか?

を聞くと

言えない方が多いです。

 

これは目と手の連携に任せて

 イチかバチかで吹く自動演奏を

していることになります。

 

そのため、

危険な自動演奏を避けるために

頭の中で

「ファソファソシラシラトシラソ」

「ミレミソファラソシラソラドラソラドラ」

と唱える事が

 できるようになってから

 吹くのがおすすめです。

 

実際に音程はつけないで

 声にだして言えるようになれば

 演奏も正確になると思います。

 

音程を付けずに

 読むのでやってみると

  わかるのですが、

お経みたいなので、

 お経読みと呼んでいます。

 

すべての小説に

この【1】~【5】のどれかが

当てはまりますので、

実行していただければ、

 

アルルの女」はご自分の

レパートリーになっちゃいます。

 

とっても試しほしいので、

是非是非、

是非是非お試しくださいませ。