スタッカートの前のスラーの最後の音は跳ねる。そして。
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。
https://kasuminoflute.hatenablog.com/about
表題について、
【ベテラン初級者様】も
聞いたことがありますでしょうか。
もし聞いたことがない場合には
取り入れて頂きたい、2点について
お話させてください。
【1】スタッカートの前のスラーの最後の音は跳ねる。
と
【2】そして、はねた音の次の音のタイミング注意
【1】スタッカートの前のスラーの最後の音は跳ねる。
スタッカートの前の音のスラーの最後の音は短く跳ねます。
音符でみると画像のような形です。
このようなスラーとスタッカートの指示があったら
↑の画像にある
赤いスタッカートの部分があると想定して
タンギングなしで跳ねます。
これで躍動感がでてきます。
スラーを滑らかに、
と解釈してしまうと
スラーの最後の音もしっかり伸ばしてしまいそうです。しかし上記のように
スタッカートの前のスラーの最後の音を
長めに吹くと重たい感じになります。
楽譜に
「スタッカートの前のスラーの最後の音を跳ねる」と
書いてないので見落としても仕方ないですよね。
お手元の楽譜と
CDの表現がなんか違うな?
と思われた部分があれば、
この譜読みのルールーのせいかもしれません。
是非是非
お手元の楽譜を見直してみてください。
★例外があります。★
フレーズがスラーで終わっていて、
次にスタッカートのフレーズが始まる場合。
あとは、、、ものすごく早いとか
またすごーく遅い曲だと、
跳ねるというよりは
ゆるく弾ませる とか
やや短くとなる場合もあります。
例外もありますので、
是非、音源を聞いて研究してくださいませ。
【2】そして、はねた音の次の音のタイミング注意
スタッカートの前の
スラーの最後の音を跳ねるぞ、
と思っていただけたと思います。
ここでまたまた、注意が必要になることがあります。
それは、
はねた音を脳みそで短く処理してしまうと
次の音を早く吹いちゃって変だよ
という事です。
スタッカート全般に言えることなのですが、
スタッカートを吹いた後の空白の勘定が甘いと
次の音が速く入ってしまいます。
上記の画像の黄色の部分をしっかり
数えて、空白というか音のない部分の
存在を表現することで
いい感じの演奏になります。
勘定はいつでも大切ですね。
是非是非
スタッカートのある曲を
見直してみてくださいませ。
軽やかな演奏になると思います。
ではまた。