かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

スタッカートの前のスラーの最後の音は跳ねる。そして。

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about  

 

表題について、

 【ベテラン初級者様】も

聞いたことがありますでしょうか。

 

もし聞いたことがない場合には

取り入れて頂きたい、2点について

お話させてください。

【1】スタッカートの前のスラーの最後の音は跳ねる。

【2】そして、はねた音の次の音のタイミング注意

 

 

 

【1】スタッカートの前のスラーの最後の音は跳ねる。 

 

スタッカートの前の音のスラーの最後の音は短く跳ねます。

音符でみると画像のような形です。

f:id:kasuminoflute:20200414105531p:plain

このようなスラーとスタッカートの指示があったら

 

f:id:kasuminoflute:20200414105554p:plain

↑の画像にある

赤いスタッカートの部分があると想定して

タンギングなしで跳ねます。

これで躍動感がでてきます。

 

 

スラーを滑らかに、

と解釈してしまうと

スラーの最後の音もしっかり伸ばしてしまいそうです。f:id:kasuminoflute:20200414105649p:plainしかし上記のように

スタッカートの前のスラーの最後の音を

長めに吹くと重たい感じになります。

 

楽譜に 

「スタッカートの前のスラーの最後の音を跳ねる」と

書いてないので見落としても仕方ないですよね。

 

お手元の楽譜と

CDの表現がなんか違うな?

と思われた部分があれば、

この譜読みのルールーのせいかもしれません。

是非是非

お手元の楽譜を見直してみてください。

 

★例外があります。★

フレーズがスラーで終わっていて、

次にスタッカートのフレーズが始まる場合。

あとは、、、ものすごく早いとか

またすごーく遅い曲だと、

跳ねるというよりは

ゆるく弾ませる とか

やや短くとなる場合もあります。

例外もありますので、

是非、音源を聞いて研究してくださいませ。

 

 

【2】そして、はねた音の次の音のタイミング注意

 

スタッカートの前の

スラーの最後の音を跳ねるぞ、

と思っていただけたと思います。

ここでまたまた、注意が必要になることがあります。

それは、

 

はねた音を脳みそで短く処理してしまうと

次の音を早く吹いちゃって変だよ

 

という事です。

 

スタッカート全般に言えることなのですが、

スタッカートを吹いた後の空白の勘定が甘いと

次の音が速く入ってしまいます。

f:id:kasuminoflute:20200414105823p:plain

上記の画像の黄色の部分をしっかり

数えて、空白というか音のない部分の

存在を表現することで

いい感じの演奏になります。

勘定はいつでも大切ですね。

 

是非是非

スタッカートのある曲を

見直してみてくださいませ。

軽やかな演奏になると思います。

 

ではまた。