かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

結構難しい、何指ですか!

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about

 

結論を先に書きたいのですが、

難しかったです。

『その反応、劣っていません。

だけど、意識するとお得です。』

という感じです。

お時間ある方は見て頂けると嬉しいです。

 

 

 【ベテラン初級者様】に

質問します!

 

 

 

「左手の薬指」

  動かしてください。

 

 

 

 

 

というと

 

 

 

 

 

 

さっと

目が左手に動いて

 

 

 

「左手の薬指」

  目が留まり、

 

 

「左手の薬指」

  にょこっ 

   と動かしてみる。

という動作が起きませんか?

 

 

 

 

 

今度は

 手を見ないで、

天井と壁の間の線を

 見ていてください、

 

「右手の薬指」

指動かしてください

 

 

「指を見なくてもどれかわかる」

の能力をためす実験でした。

 

やってみると

「ぅうーぬー」

と時間がかかってから

「右手の薬指」

を動かしませんでしたか?

 

 【ベテラン初級者様】は

私と同じ中高年世代

だとお見受けしておりますので、

 

「はっ。自分の指がすぐに動かせない?」

「やばい?」

「家族が心配する?」

「はずかし。」

「内緒にしたい。」

という感覚が起きませんか?

 

 【ベテラン初級者様】

ご心配なさらないでください。

この実験は

20代の人や中学生

でも、同じ反応です。

「え?薬指えええー。これ?」

みたいな。

 

 【ベテラン初級者様】は

長くフルート演奏しているので、

指の感覚が敏感になっているはずだったのに・・・。と思わなくても

大丈夫なんです。

 

それとこれは別!

でいいのです。

 

では何故この話をしたか。

なのですが、

 

無意識でいろんな指づかいが

できるようになった今だからこそ、

それぞれの指に意識を持つ事で

より一層吹きやすくなります。

 

 

こんな長い前振りで

そんなこと!

知ってるし、やってるわー。

 

初めから「左手の薬指」ちゃんと動かせるしー。と思われた、

【ベテラン初級者様】

におかれましては

長い時間お付き合いして頂いて

申し訳ありませんでした。

 

 

しかしながら、

音を見ると意識せずに

自然に指がうごいて

吹けるけど、

それぞれの指の感覚が

ぱっと浮かばない。

 

という

【ベテラン初級者様】は

是非この後もご覧ください。

 

 

もうちょっと実験が続きます。

 

左手の手のひらを上にして、

右手の手のひらを下にして、

天井と壁の間の線を見ながら、

この状態で、

 

 

 

 

「左手の薬指」

動かしてみてください。

 

 

すぐにできましたか?

 

 

これも混乱すると思います。

 

「変な手の形でもどの指かわかる」

の能力をためす実験でした。

 

フルートを吹くときは

このパターンですよね。

 

 

高いレの指、

と言われると、

勝手に左手の親指、薬指、中指

は反応するのに、

変な手の形をしているときに

「左手の薬指」だけ動かしてみて、

と言われるとちょっと時間がかかります。

 

それは。

 

「左手の薬指」だけ動かしてみよう

なんで普段思わないからですよねー。

だから当然なのです。

 

当たり前のこと言ってすみません。

 

「左手の薬指」だけ動かす]

は簡単なことに感じるし、

やり方は知っているけど、

いつもやってないことなので

すぐにはできなくて当然なのです。

 

なので

 

まず一つお願いしたいのは、

できなかた!

という事を残念に思わないでください。

 

「そうか。そういうもんだ。」

 

 

「そういうものだけど、

演奏でもっと得できる事があるなら

やってみたい!」

と思って頂けましたか

 

そしたら次。

 

昔のことを思い出してください。

 【ベテラン初級者様】が

フルートを始めた頃のことです。

 

指をそれぞれの場所に置いていることを確認してから音を出す。

 

それが今では、ソの音の指使いは

無意識にできちゃう。

 【ベテラン初級者様】

だからこそ起きる

自動運転です。

 

この自動運転ができるように

なるために頑張ってきたと思うのです。

演奏では必要な能力です。

 

ただ、

 

この自動運転の途中に

運指が遅い箇所があった場合

何故遅れたのか?

・指を上げすぎているから?

・力がはいって指を上げづらい?

・ふわっとしすぎて遅れる?

・他の指に連動しちゃう?

どの指がどのように?という

原因を特定して改善する能力が必要です。

自動運転を一度解除するわけです。

このときに

 

先ほどの

「指を見なくてもどれかわかる」

「変な手の形でもどの指かわかる」

の能力を用いることで

自動運転を解除した状態での運指を助けます。

 

いつも自動運転を解除するは必要はないのです。

あれ?ここ、吹きにくいと思ったときに

例えば、 レ→ソ

と運指を変えるタイミングで

どの指がどのように動いているか観察するのです。

 

自動運転を解除して

ただ観察するだけです。

 

ゆっくりな部分なら

自動運転を解除したまま演奏を続けていいですし、

早い部分なら、

自動運転に戻すこともできます。

 

 【ベテラン初級者様】なら、

できるのではないでしょうか。

 

ちょこっと

エクササイズをしてみます。

 

まず、指に番号をつけます。

親指から

親指1

人差指2

中指3

薬指4

小指5

両手とも同じです。

 

次に

左手の手のひらを天井に向けます。

 

初めは手を見ながら

12345の数字をランダムに言いながら

両手同時に

指番号に応じた指を

ひょこっと動かします。

なるべく早く。

 

次に

手を見ないように

この下に記載した番号を読みながら

指をひょこっと動かします。

 

やってみましょう。

左手の手のひらを上にして、

右手の手のひらを下にして、

目は下の数字を読みます。

 

1 2 3 4 5

 

2 4 2 4 3

 

3 4 1 4 2

 

2 5 4 3 1

 

できましたか?

ご家族に数字を言ってもらうと

ちょっとゲームみたいで楽しいですね。

 

中音のレの「右手の薬指」の感覚

とか

高い音の#ファの「左手の薬指」の感覚とか

シからドに移行する時の

「左手の親指」の感覚などが

意識できると、

レガートがもっと

 いい感じ

 になると思います。

 

最後に、

読み直して思ったのですが、

難しいですよね。

 

長くフルートを吹いてる

【ベテラン初級者様】なら、

なんとなーく、

そうかもー。と思って

頂けるのかな?と思います。

 

よくわからなかったー

思われた

【ベテラン初級者様】には

申し訳ございません。

もっと研究。いたします

もっと簡単に

 上手になれる方法が

 ないかなと

 探してゆきます。です。

 

ではまた。