手首の働きは親指側の骨?
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
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今日のご提案は、
『手首』の動きは
親指側の骨の動き!です。
正しい認識で手を動かしているか確認をしてみましょう。
フルートの演奏で欠かせない、
『手首』の動きですが、
正しく認識していないと
手首周辺や指等などを傷めてしまうかもしれません。
私たちが
フルートを演奏する時、
『手首』を固定していてはフルートは吹けません。
・楽器を持つ、支える。
・演奏中の指の動きの助けにもつながります。
・楽譜をめくる時にも重要です。
「手のひらを返す」の完全に返すでなくても
大小の回転として感じていると思います。
私たちが「手のひらを返す」という動作をするときに、
『手首』を意識してしまう方が多いと思います。
『手首』と認識する箇所は大体の方が、
腕と手の境目
とか、
赤ちゃんが輪ゴムをはめているみたいでかわいいところ
とか
脈をとるところのあたり
とか(無理があったかな)
しかしながら
この
『手首』には「手のひらを返す」の
動きをするための関節はありません。
「手のひらを返す」の
動きをするための主役は
腕の2本の骨です。
皆さんの腕を触ってみてください。
親指の付け根から手首まで触って
更に腕まで触ると骨があります。
これが
親指側の骨
です。
次に
小指の付け根から手首まで触って
更に腕まで触ると骨があります。
これが
小指側の骨
です。
この二本の骨の関係を確認します。
手のひらを上にした状態から
親指側の骨が
小指側の骨を超えて
お骨クロスになったときに
手の甲が上を向きます。
「手のひらを返す」の動きをしたいときに
『手首』に意識を集中するのではなく、
この
親指側の骨が移動することを意識することで楽に
「手のひらを返す」ができるのではないでしょうか。
文字ではわかりづらいですよね。
そこで!
わたくし渾身の模型を使ってご説明申し上げたく存じます。
お付き合いいただけますようお願い申し上げます。
<模型の説明 >
みえるかなー。
白い紙で手をつくりました。
鉛筆で腕の骨を作りました。
これは手の模型なのです。
赤いキャップの鉛筆が
親指側の骨の模型
青いキャップの鉛筆が
小指側の骨の模型です。
手のひらが上を向いている状態からスタートです。
親指側の骨と
小指側の骨が平行の時、
手のひらは上を向いています。
親指側の骨を浮かせてみます。
親指側の骨をさらに浮かせてちゃいます。
さらに親指側の骨の動きをすすめていきます。
とうとう親指側の骨が小指側の骨を超えてクロスしています。
結果。
『手首』の仕事だと思っていた
「手のひらを返す」の作業は
腕の2本の仕事、あっ。
よく考えたら 2本の指でも
親指側の骨の仕事だということがわかりました。
完全に
「手のひらを返す」の動きでなくても
大小の回転として、
『手首』!と思ったときに
親指側の骨 出動!と命令すると
無理なく動作できるのではないかなーと思います。
ご視聴ありがとうございました。