かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

トリルのお悩みはありませんか?

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about  

  

トリルのお悩みはありませんか?

♩=60トリルが2つしか入らないのです。

とか

まだ、トリルが出てきても無視して伸ばす音で吹いてます。

という方に見て頂きたい内容です。

 

トリルが苦手という方に

トリルをして頂くと

「押す」力が強いと感じます。

この場合のイメージとしては

キーを押す

キーを上げる

キーを押す

キーを上げる

をなるべく早く繰り返す

ということを目標にしていると思います。

これをまるっきり別のイメージにしてみたいと思います。

 

【イメージその1】

フライパンで炒め物をするときに

フライパンを向こうに押す、

フライパンを手間に戻す

というイメージはしていないと思います。

 

フライパンを振る、ゆらす

という動作は

フライパンが行って帰るを3回くらいで1セットに

 なってないでしょうか。

このとき腕全体が働いています。

 

【イメージその2】

ご挨拶「先日はたいそうなものを頂きまして。」ここで

「いえいえいえ」と手を左右に振る動き、

やっぱり 手を右左右左右左と複数回で1セットです。

手首だけを動かしていたら

こんなに早くは動かないです。

腕全体が動いているのです。

 

【イメージその3】

頭を洗うときに

手前から奥に押して

奥から手前に押して

とは思わないです。やっぱり

前奥前奥前奥前奥前奥

と往復を数回で1セットです。

 

 

【イメージその4】

「壁にシールののりが残っちゃったわ」

お雑巾でごしごしごしごし、

または爪でカリカカリカ

と往復を数回で1セットです。

 

【イメージその5】

エレベーターで

 せっかちな人が[閉]ボタンを連打

 

【イメージその6】

パソコンで

[Back Space]キーを連打

 

などなど。

 

他にもありませんか、

身の回りでの小刻みな動き。

 

これらと一緒です。

これらは小刻みな動きをしますが、

すべて指先だけ、手首だけでできる作業ではありません。

腕全体が

指先に向けて調整を行っています。

 

 

トリルを行うときは

押して→上げる

ではなくて

まとまった揺れです。

 

試しにフルートを持って

中音の♮ファ♮ソのトリルをしてみましょう。

 

右手の人差し指が揺れます。

右手全体が揺れてOKです。

楽器も揺れてOKです。

同時に手全体が

唇と楽器が合うところを

探して支えます。

 

これらが1セットの動きです。

 

指だけが

 押したり、

  上げたり

という動作でなく

腕全体が揺れて、腕全体で楽器を支えます。

 

もっと細かく、

 もっと早く、

  どんどん体に命令して

 なめらかなトリルを楽しんで頂けると嬉しいです。

 

是非是非お試しくださいませ。

ただ、動きについての提案には、

無理な力が加わりやすいので、

無理が禁物です。

↓の注意事項も実行なさってください。

  ↓の注意事項も実行なさってください。

 

  【★重要なこと★】

動きの提案では

 力を入れたり

  完璧を求めたりは

【★危険★】です。

新しい動きを

   求めても。

今まで通り

 動こうとする

  反応も起こります。

筋肉の戦いが

 フルート奏者の

  体を 

痛める かもしれません。

【★危険★】です。

意識をもったら

 体が変化を

  受け入れるまで

   待ちましょう。

  ちょこっとお試し。

 いつも通り

  楽しく演奏。

  意識することで

 体が自然に受け入れて、

  演奏は変わってゆきます

必ず改善します

。 安心してください。

ではまた。