かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

春の海を吹いてみる(その5)

おはようございます。こんにちは、こんばんは。
「かすみのフルートレッスン」です。
”フルート演奏に役にたつかもしれない”お話です。

私が「初級レベルから抜け出せた」と感じた事や、
フルートの生徒さんによい影響があった方法をお送りしています。

実践される場合は御体に無理の無い様に自己責任でお願い致します。


本日のタイトル
春の海を吹いてみる(その5)

お正月なので、春の海の演奏についてお話しをしています。
フルートで春の海に挑戦とか苦戦中という方向けのご提案です。複数回に分けて記載中です。

今日の提案は
「Piu mossoの前」です。

春の海の出だしはLentoですが、Piu mossoに入る2小節前に高音のFから始まるかたまりがあります。ここが苦手な方いらっしゃいませんでしょうか。

1つめ
(高F)(中E)
2つめ
(低E)(中E)
3つめ
Piu mossoの1小節前

3つに分けてお話します。どれかに当てはまりませんでしょうか。

1つめ
(高F中EE)を失敗してしまう場合、
その前の四分休符の時に(高E)の指使いのままになっていませんか。
(高F)の直前で(高F)の運指に変えるより、前の小節の休符の時に(高F)の運指に変えると成功しやすいと思います。

2つめ
(中E)から(高E)の移動は「左手の4の指を離すだけ」なのですが、それ以外の指を一度離して押さえるという動作をしていませんか。フルートを一度顔から離して指を見ながら動きを確認する事がおすすめです。

3つめ
Piu mossoの1小節前のHとAがでてくる部分が吹きにくい場合に確認してほしい事があります。その前の(高F中EE)(低E中EE)が早くなるのは正解です。
しかしPiu mossoの1小節前は、ゆっくり吹かなくてはいけないのです。
フルートを吹く私たちは、早くなるのは得意ですが、遅く吹く事については苦手です。
一度フルートを置いて頭(心)の中で歌ってからその理想をフルートで演奏する事で解決します。

それではまた、
次回も読んでくださると嬉しいです。