かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

足の指を自由にしたらどんな音がでますか?

 川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
【ベテラン初級者様】とは何か?については以下をご確認ください。

https://kasuminoflute.hatenablog.com/about  

  

演奏に必要な体の動きを考えていたら

思い出したことがあります。

 

普通レッスンでは

靴やスリッパを履いて

 レッスンする事が多いと思います。

 

昔、わたしがレッスンをしていたところは、

お子さんが転げ回ったり、寝転んだりする

特別なお部屋でした。

ふかふか絨毯のためスリッパ禁止というお教室があったのです。

 

かれこれ20年以上昔の話でございます。

(なつかしい。)

 

そのとき、

皆さんが靴下でレッスンするわけですが、

普通のレッスンでは見えない

皆さんの足の指先が見えるのです。

 

このレッスンで、

足の指の関節が

「くっ」と縮んでいる様子を

見たことがあります。

 

「力み」があるときの 

素足の状態を想像して

絵にしてみました 

f:id:kasuminoflute:20200415124335p:plain

 

 【ベテラン初級者様】はわたしと同じく

中高年世代だとお見受けしますので、

重心を下半身に持つ。

とか

腹に力を入れる。

という思想はないでしょうか。

その場合に起るのが「力み」です。

 

演奏には、演奏に必要な

「張り」はあってよいと思うのですが、

「力み」というのが演奏に必要でないと

判断した場合は見直しが必要だと思うのです。

 

 【ベテラン初者様】は

演奏中にこのように

縮んだ足の指になっていませんでしょうか?

 

試しに、

演奏中に

足の指を「くっ」と縮めていないか観察してください。

してなかったら、全く問題ないですね。 

 

足の指を「くっ」と縮めていたら

チェックしてほしい事があります。

足の指を縮めると、

足首、膝、太もも、おなか、

首にも力が入らないでしょうか。

足の指を「くっ」と縮めていたたものを

「ふっ」と緩めると力が入っていたことに気づくと思います。

 

 

この力は、

呼吸をしたときに

自然に体が動こうとする力よりも

強いのではないかなと思うのです。

演奏に必要な動きを妨げているのではないかしらと思うのです。

 

昔のわたしは、

生徒さんに

足の指の力を抜いてもらおうと

お願いしたのですが、そのときは

うまくいきませんでした。

 

指使いとしては簡単な

ソノリテならば足の指の力を抜いてもらって演奏できる。

このとき、自然と呼吸に合わせた体の動きが始まります。

 

しかしながら、

 

一週間練習してきた、

難しいところもある曲を

演奏するときには、

気づけば足の指

には力が入っているようで、

それをやめろといわれるのは

かなり難しい事のようでした。

 

ここで、音色がどのくらい変わるか、

面倒でも、好きな音色にしたいか?

という情熱が必要になってきます。

 

足の指に力が入っているときと

そうでない時で、音が変わらない、

あるいは

足の指に力が入っているときの方がいい音がする場合は、

そのままで問題ないかもしれません。

しかし心の隅に止めていただけると嬉しいです。

今後の音作りでもしかしたら

お役に立てる日があるかも。

 

 

足の指を自由に保った時の

音が気に入ってしまった場合。

 

足の指に力が入っているけど

慣れているから吹きやすい

という状態に戻ってしまうこと、

見なかったことにする、

気づかなかったことにする、

は損しちゃいますね。

是非是非お試しくださいませ。

感覚についてのお話しでした。

感覚は一瞬一瞬で

 変わります。

昨日は、

 この感覚で

  いい演奏が

    できたのに、

  今日は

同じようにしても

 いい演奏にならないと

 言うことは多いです。

 

日々、

いい感じの一瞬の

 感覚を

   探し続ける事が

大切と思います。