聞きすぎて演奏を止めちゃう問題
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けのブログです。
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昨日の記事
かいつまんで言うと
「ご自分の演奏聞いてね」
の続きです。
ご自分の演奏中の音を
“聞く”が当たり前じゃないの!?
ってどういうこと?
と思われる方は
昨日の記事を
チェックして頂けると
幸いでございます。
ご自分の音をチェックしすぎる
『聞きすぎて演奏を止めちゃう問題』
についてお話させて頂きます。
まずは
全くご自分の音をチェックしないで
演奏してしまう、
『ご自分の音をきいてない問題』
に比べたらとても意識高い演奏と思います。
今,私が、
演奏している音がいい音なのか?
と思い始めると、ついつい、
演奏をやめて吹き直してしまいがちです。
しかもお一人で吹いているときは特に”正解”がないのでずっと
同じところを
吹いては “?”
吹いては “?”を繰り替えす事になってしまいます。
つらいですよね。
「今の音良かったかな?」への正解を探し続けるのは難しいと思います。
『聞きすぎて演奏を止めちゃう問題』
については
2点について考える事で改良できないかなと考えます。
【1】色々な音色を知る
【2】ひとかたまりで語りかける
【1】色々な音色を知る
【ベテラン初級者様】の
持っているいろんな音を
リストアップして
コントロールして、
ここぞという時に使う準備が必要です。
例えば・・・、
ご自分の色々な音を知らずに、
レッスンで曲を吹く前とか、
発表会の本番の直前でいきなり、
「いい音がでているか聞きながら演奏してね?」
といわれたら、
これは大変だと思います。
そんな場面ではじめて、
ご自分の音を聞いてしまったら最後、
いままでの練習の成果は吹っ飛んで音が気になっ仕方ない
という状態になってしまいます。
そのため、
日頃から
「自分の音を聞く」
という選択肢を持てば
いいのだと思います。
いろんな音をリストアップしてコントロールする事ができるようになると思います。
選択なので、義務ではないです。
例えば、
8小節の間、気に入った音がでるか?
“聞く”
とか
最高音のソの音イメージ通りか?を
“聞く”
連符にでてくる導音がきれいか?
“聞く”
などなど。
などなど
“聞く”
が増えれば
「私ってこんな音がでるんだ」
「私ってこんな音もでるんだ」
と
種類がいろいろあることがわかると思います。
いろんな種類の
「きれいな音」「大きな音」「荒い音」
「きつい音」「やわらかい音」「かすれた音」
これらすべてが演奏で使えます。
「きれいな音」
だけではもったいないです。
始めは、
[鳴なってしまった音]
だけれども、
コントロールして再現すれば、
[計算した音]になります。
【ベテラン初級者様】なら、
すでにいくつかの種類の音をお持ちのはずです。
【2】ひとかたまりで語りかける
今、
【ベテラン初級者様】の耳元で
鳴っている音とお客様が聞く音は同じではないです。
特定の
1音を何度も吹き直しても
正解はよくわからない。だと思います。
例えば
4小節の中に音符が、30個出てきたとします。全部がお気に入りの「きれいな音」で吹けなかったとしても、
4小節のモチーフ、フレーズ、のメロディが
語りかけるために必要な
音色であればいいのです。
かすれたような音が消え入る音としてつかえるかもしれない。
荒々しい音がクレッシェンドを感情的に伝えてくれるかもしれない。
張り詰めた印象を出すためには?
伴走形だとしたら?
などなど。
きれいな1音でなくて
前後の音の関係をみて
まとまりで語りかけるために必要な音色を使えるようになると思います。
日頃から音も!聞いてくださいませ。
是非是非お試しくださいませ。