かすみのフルートレッスンのブログ

埼玉県川越市かすみ野のフルート教室です。

腕の仕事

川越市かすみ野のフルート教室
「かすみのフルートレッスン」のこうちゆきこです。
 
♪フルートベテラン初級者さんの初級脱出作戦♪
【ベテラン初級者様】向けの
             ブログです。
【ベテラン初級者様】とは
        何か? については
以下をご確認ください。
https://kasuminoflute.hatenablog.com/about
 

 

腕で楽器を持ち上げるとき、

体が前にそっていたら・・・。

この動き必要でしょうか

 

腕にしてほしい仕事

を考えることで

 【ベテラン初級者様】の演奏に

何かいい影響があったらいいな

と思いましてご提案いたします。

 

【1】腕を上げると体が前に反る?

【2】腕!を感じてみる。

【3】腕も体と感じてみる 

 3つに分けてお話させてください。

 

 

【1】腕を上げると体が前に反る?

 

腕で楽器を持ち上げるとき、

体が前に反るとは

どういうことか考えてみます。

 

ご自分の観察をお願いします。

フルートを構える前の状態から

吹く直前のところまでの動きをします。

 

ここから

 

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ここ

 

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このとき

腰を横から見ると

 

ここ

 

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から、この様に

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腰が前にそってないでしょうか。

  

普段の生活でも、

・「前へならえ」をするとき

・賞状を受け取るとき

※全然普段の生活じゃなくてすいません。

 

普段の生活ありました、

スーパーの買い物かごを

 レジの台に乗せるとき、

「よいしょっ」と、

そり腰になっていませんか。

 

この動き、意識しているわけでなく、

「お腰様」が

体を助けてあげたいという思いから

自然に起きている事だと思います。

 

<☆お試し1☆>

ここでお試し頂きたい事があります。

楽器をゆーっくりそおーっと

  持ち上げてみてください。

「お腰様」はどのように変化しますか?

「お腰様」は前に反りましたか?

 

その動き必要でしょうか。

「意味がわからない」ですか。?

 

っだ!だ!だ!大丈夫です。

この後もお付き合いください。

 

腕を上げようとすると

体全部がそれを助けようとします。

体は全部つながっていますので、

当然なことです。

 

というものの、

腕を上げようとすると

腰が前に反る、

前に反った腰が、

体をロックして

腕の活動を制限していたら

 どうでしょう。

 

「えー」

それは困る。

 

これを解除してみたいのです。

 

 

 

【2】腕!を感じてみる。 

 

<☆お試し2☆>

想像してみてください。

 

肋骨が胸の中に

  あると想像します。

肋骨の上の方に

 腕の骨が存在していると

  想像します。

体の真ん中に

 背骨が

  うねうねと

貫いています。

 

肋骨は呼吸で肺が

縮んだり、膨らんだり

することに合わせて

 前後左右上下に常に動いています。

 

同時に

 

指先が行動する時に、

手のひらにある骨、腕の骨、腕の骨が

 つながっている肩甲骨、鎖骨が

 周りの筋肉達の力をつかって動きます。

 

同時に

 

体の中心の脊椎は、

 周りの筋肉達の力で体を

 上へ上へと立たせようと

しています。

 

 

想像できましたか!

それぞれの仕事をしています。

 

腕さんにお願いしてみてください。

腕さん、腕の仕事をしてくださいな。

 

背骨さんにお願いしてみてください。

背骨さんは上へ上への仕事を頑張ってくださいな。

 

 

ここで今一度

<☆お試し1☆>

で吹かれた曲を吹きながら

ご自分を観察してみてください。

腕が腕の仕事をして、

背骨が背骨の仕事をしているとき

「お腰様」に前にそってほしい

という圧力はかからないのではないでしょうか。

 

そして腕が前よりも楽に上がって

呼吸も楽になってないでしょうか。

 

・・・感じなくても大丈夫です。

レッスンでお話することがありますが、

直接お話しても難しい内容なのです。

 

お記憶の片隅に入れていただけたら、

体が必要な時に情報を引き出して、

演奏に役立ててくれる・・・かもしれない。

と思ってお話するようにしています。

 

 

お心の片隅においてください。

 

ここで

注意なのです!

 

腕を上げるときに

腰が 前にいっちゃだめ ってことでしょ?

動かなければいいのよね?

と理解してしまった

 【ベテラン初級者様】がいらしたら

大変です。

前にいっちゃだめ→動いちゃダメ!

と感じてしまったらごめんなさい。

 

次もお読みくださいますようお願い申し上げます。

 

 

 

【3】腕も体と感じてみる 

 

 

腕だけ、

胸だけ

腰だけ、

動かすというのは無理な話でございます。

そのような印象を与えてしまったらごめんなさい。

 

いや。。思っちゃいますよね。すいません。

 

<☆お試し3☆>

おへその裏側の背骨を

左手で触ってみてください。

そして右手を耳のあたりまで持ち上げて

もしょもしょと動かしてみてください。

動かすと同時に

おへその裏側の背骨のまわりが

もしょもしょと動きます。

体はつながっています。

なので動きます。

 

動いて正解。

動いていきましょう。

 

体の一部分が動くと、

他の部分に

勝手に動きが起きたり、

勝手に動きを止めたり、

他の体の部分にも影響がでます。

 

演奏の助けになることならいいのですが、

妨げになる動作が自然に

起きてしまう可能性があります。

 

私たちが、フルートを吹く時に、

自然と体全部が

フルートを吹くに

 適した動作を

  してくれるとは限らないのです。

そのため、体を観察して、

 よりよく、演奏の助けになる動きを

発見してゆくことがおすすめです。

 

 

 【ベテラン初級者様】の中には、

フルートは好きだけど、

練習はきらいという方も

いらっしゃると思います。

 

そんな方はラッキー、

練習しなくても、

体を観察することでフルート演奏に

適した動きを発見し、

その発見を利用する事で、

レベルアップしちゃうわけです。

 

是非是非お試しくださいませ。

ではまた。